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診療放射線技師・臨床検査技師の認定資格は年収に影響するか

診療放射線技師・臨床検査技師の認定資格は年収に影響するか

診療放射線技師・臨床検査技師の認定資格と年収

「認定資格を取ると年収は上がるのか」という問いに、統計的な数字で答えることは現時点ではできません。認定資格の有無による年収差を示す公的統計が存在しないからです。

この記事では、代わりに次の2点をお伝えします。まず、診療放射線技師・臨床検査技師が取得できる認定資格の種類と制度の概要。次に、年収への効果について「言えること」と「言えないこと」の線引きです。


診療放射線技師の認定資格

診療放射線技師の認定資格には、日本診療放射線技師会(JART)が実施するものと、専門学会・機構が実施するものがあります。

日本診療放射線技師会の認定資格(6種)

公益社団法人日本診療放射線技師会では、以下の6種の認定資格を設けています。

認定資格名 対象分野
放射線機器管理士 医療機器の安全管理・性能維持
放射線管理士 放射線安全管理・医療被ばく低減
医療画像情報精度管理士 医療画像情報の運用管理
臨床実習指導教員 学生の臨床実習指導
放射線被ばく相談員 医療・原子力被ばくに関する相談対応
災害支援認定診療放射線技師 放射線災害・自然災害時の医療救援

出典:公益社団法人日本診療放射線技師会「認定資格」(https://www.jart.jp/activity/lifelong-study/certification、2026年8月確認)

いずれも5年ごとの更新が必要で、主にeラーニングによる講習修了後にCBT(Computer Based Testing)方式の試験に合格して取得します。

専門学会等が実施する認定資格

日本診療放射線技師会以外にも、専門学会・機構が独自の認定制度を設けています。

検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師

NPO法人精中機構(日本乳がん検診精度管理中央機構)が認定する資格です。乳がん検診でのマンモグラフィ(乳房X線撮影)を担当する放射線技師が対象で、筆記試験と読影試験に合格し、5年ごとの更新が必要です。認定者はQABCS(精中機構)のウェブサイトで施設名・氏名が公開されています。

出典:NPO法人精中機構「マンモグラフィ技術部門」(https://www.qabcs.or.jp)

放射線治療専門放射線技師

日本放射線治療専門放射線技師認定機構が認定する資格です。5年以上の実務経験・単位取得・試験合格が要件で、2025年10月1日時点での認定者数は延べ2,521名です。

出典:日本放射線治療専門放射線技師認定機構「認定制度・認定者」(https://www.radiation-therapy.jp/accreditation.shtml)

放射線技師の主な認定資格


臨床検査技師の認定資格

臨床検査技師の認定資格は、一般社団法人日本臨床検査技師会(JAMT)および各専門学会が設けています。

日本臨床検査技師会の認定資格(抜粋)

認定資格名 対象分野
認定一般検査技師 一般検査
認定血液検査技師 血液検査
認定生化学検査技師 生化学検査
認定臨床微生物検査技師 微生物検査
認定輸血検査の専門技師 輸血
認定認知症領域専門技師 認知症関連

出典:一般社団法人日本臨床検査技師会「日臨技認定センター資格情報」(https://www.jamt.or.jp/studysession/center/)

専門学会等が実施する認定資格

細胞検査士

公益社団法人日本臨床細胞学会が実施する認定資格です。細胞診標本(がんの疑いがある細胞をガラス板に塗って検査する標本)を顕微鏡で確認する業務を担います。2026年度(令和8年度)には第59回試験が実施される予定です。

出典:日本臨床細胞学会「細胞検査士資格認定試験」(https://jscc.or.jp/cytotechnologist/certification-for-cytotechnologist/)

臨床検査技師の主な認定資格


年収への影響について言えること・言えないこと

年収への影響について言えること・言えないこと

認定資格の取得が年収に影響するかどうかについて、現時点で言えること・言えないことを整理します。

言えないこと

認定資格の有無による年収差を示す公的統計は存在しません。 厚生労働省の賃金構造基本統計調査は認定資格の有無を集計対象としていないため、「資格を持つ技師と持たない技師の年収差は平均で○万円」という数字を公的データから示すことができません。

この点を確認せずに「○万円の年収アップ」といった情報を記載することは、事実の創作になるため、この記事では行いません。

言えること

認定資格の取得に対して手当を設けている職場があります。手当の有無・金額は職場の就業規則・給与規程によって異なり、一律には言えません。

認定資格を選考基準に含めている職場もあります。特にマンモグラフィ撮影認定技師については、乳がん検診を実施する施設での採用条件として記載されているケースがあります。

資格手当がつくかどうかは、現在の職場の規程を確認するか、求人票で条件を確認するのが最も確実な方法です。


転職を検討している方へ

転職を検討している方へ

認定資格を取得している方が転職を検討している場合、その資格が採用条件や給与条件に影響するかどうかは、求人ごとに異なります。

転職エージェントに登録することで、自分の資格・経験に対してどのような給与レンジの求人があるかを確認できます。登録は無料で、求人を見るだけの利用も可能です。

認定資格を武器にできる職場かどうかは、実際の求人情報を見て判断するのが現実的な方法です。

年収を上げる手段の詳細は「年収を上げる手段の比較」でまとめています。


使用したデータ

項目 内容
出典① 公益社団法人日本診療放射線技師会「認定資格」(https://www.jart.jp/activity/lifelong-study/certification)
出典② NPO法人精中機構「マンモグラフィ技術部門 よくあるご質問」(https://www.qabcs.or.jp/faq.html)
出典③ 日本放射線治療専門放射線技師認定機構「認定制度・認定者」(https://www.radiation-therapy.jp/accreditation.shtml)
出典④ 一般社団法人日本臨床検査技師会「日臨技認定センター資格情報」(https://www.jamt.or.jp/studysession/center/)
出典⑤ 日本臨床細胞学会「細胞検査士の方」(https://jscc.or.jp/cytotechnologist/)
確認時期 2026年8月

認定資格の有無による年収差を示す公的統計は存在しないため、年収への数値的な影響はこの記事では示していません。


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